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筋肉疲労軽減効果

ソックスの違いによる筋疲労の軽減調査を行いました。

ソックスの違いによる筋疲労の軽減調査

1.方法

① 対象:2日間の連続したウォーキングイベントに参加した10名(男性5名、女性5名、平均年齢57歳、36歳~66歳)を対象としています。

 

② 工程:サンプリングは高低差や凹凸のある熊野古道コースを2日間で約17km走破する工程で行いました。(1日目約3.7km、2日目約13.2km)

 

③ 方法:ソックスを2種類用意した。1つは筋肉疲労の軽減効果を狙って作成した「スペクトールファイバーソックス」で、もう1つは個人で使用している「普通繊維ソックス」を任意で使用してもらっています。

 

④ 測定:それぞれのソックスの使用に際し、ウォーキング終了後に痛みの感覚(VAS)、筋硬度の変化を測定しています。

2.結果

① 痛みの感覚(VAS)

 

左下図および右下図は、「スペクトールファイバーソックス」と「普通繊維ソックス」をそれぞれ使用した場合の、ウォーキング終了後の大腿部と下腿部の痛みの変化です。痛みの変化は数字が多いほど、痛みの感覚が多いと判断できます。「スペクトールファイバーソックス」を使用した場合、「普通繊維ソックス」に比べ、痛みの感覚が少ないことが判ります。

ウォーキングによる大腿部の痛みの変化

ウォーキングによる下腿部の痛みの変化

② 筋硬度の変化

 

左下図および右下図は、ウォーキング終了後の大腿部と下腿部の筋硬度の変化です。「スペクトールファイバーソックス」を使用した場合の方が、筋硬度の値が少ないのが判ります。

ウォーキングによる大腿部の筋硬度の変化

ウォーキングによる下腿部の筋硬度の変化

製造工程同じで異なる繊維で作成したソックスの筋疲労の軽減調査

1.方法

① 対象:2日間の連続したウォーキングイベントに参加した15名(男性5名、女性10名、平均年齢57歳、34歳~63歳)を対象としています。

 

② 方法:ソックスを2種類用意し、1つは筋肉疲労の軽減効果を狙って作成した「スペクトールファイバーソックス」で、もう1つは「普通繊維ソックス」を任意で使用してもらっています。1人当たり2日間連続で、同じ種類のソックスを任意で使用してもらいました。ソックスの種類はブラインド(対象者には伝えていません)としました。

 

③ 測定:筋疲労の目安として、ウォーキング終了後に痛みの感覚(VAS)、筋硬度の変化を測定しています。また、ソックス使用の感想を、アンケートにて行っています。

2.結果

① 痛みの感覚(VAS)の変化

 

次の図は、ウォーキングによる痛みの感覚(VAS)の主観的な尺度として使用しました。 数字が少なくなるほど痛み(違和感)の感覚が少ないことを示しています。 「スペクトールファイバーソックス」では、痛みの感覚(違和感)が減少しました。 「普通繊維ソックス」では、痛みの感覚(違和感)に変化は見られなかった。

2日のウォーキングによるVASの変化

② 下腿部筋硬度の変化        

 

下図の筋硬度は、筋肉の硬度を測るもので、筋疲労や筋肉痛があると数字が増加する。 今回の結果、下腿部においては「スペクトールファイバーソックス」では、筋硬度の減少が見られた。「普通繊維ソックス」では、筋硬度に変化は見られなかった。

2日間のウォーキングによる下腿部筋硬度の変化

③ アンケート結果        

 

普通繊維ソックスに比べ、スペクトールファイバーソックスの方がウォーキングの疲労や痛みの軽減効果、「足が軽くなる」、「筋肉痛がない」、の声が多かった。

2日間のウォーキングの感想